top of page

コートのボタンが落ちた日、10年後の私が手を振った。

帰宅途中の電車の中、

突然「カラン」と小さな音がしたので足元を見ると

コートのボタンがひとつ落ちていました。


羽織ったとき、緩んでいた記憶はまったくなかったのに、なぜ今?

一瞬の戸惑い。


この出来事をどう受け止めるかは人それぞれです。

私はすぐに「これは吉兆かもしれない」と思いました。


古くて不要なものが終わりを告げ、

新しい何かが始まるサインのように思えたからです。




ボタンが落ちたことの意味を考える


ボタンが落ちるという小さな出来事は、日常の中で見過ごされがちです。

でも、私はこの瞬間に予感が正しかったと確信しました。


実はその日、朝から自分の中で何かが切り替わったような感覚がありました。

自分が発するエネルギーがなんだか軽かったのです。


これまでは、心のどこかで、仕事や家族、周囲の人間関係を「時間やエネルギーを奪う敵」のように感じていたのですが、今朝は真逆の視点を持っていることに気づきました。


何か特別なきっかけがあったわけではなく、それはごく自然に訪れたという感覚でした。


そう、朝起きたらまったく別人になっていたみたいな感覚です。


夫が休職中ということもあり、仕事をして家計を支えること、実家の家業を支えること、これらは「やらなければならないこと」「私が犠牲になっていること」だとどこかで思っている自分がいました。しかし、同時に、そう感じることはいけないことだと抑え込んでいる自分もいました。


私がしたいのはライフワークである織物作家の活動やKREA BEESの動画作り。

「うまく進まないのは仕事のせい、実家のせい、○○〇のせい、、、」という気持ちが奥底に渦巻いていたことは確かです。


なのに、今朝は、この二つは対立するものではなく、自分を前に進めるための両輪だとすんなりと受け入れられました。心の中の葛藤がふっと消え、自然に両方を大切にできる自分がいました。




10年後の自分を描く


ちょうど今読んでいる本『AI時代のお金を稼ぐ力』(本田健著)に、未来の自分を描くワークがありました。


静かに目を閉じてからペンを走らせみる。

すると、10年後の自分の姿が鮮やかに見えてきました。


そこには、4つの柱を軸に楽しそうに暮らしている私がいました。


  • 会社の安定的な拡大

今勤めている会社を着実に成長させている自分がいます。組織が安定し、関わるすべての人に豊かさと笑顔が広がっています。


  • KREA BEESの進化

YouTubeという枠を超えて、手作りが好きな仲間が集うあたたかいコミュニティへと発展させている自分がいます。深いつながりの中に多くの笑顔があります。


  • 織物作家として独立:

纏う人の魅力を引き立てる布を織っている自分がいます。ここには美と喜びがあります。


  • ライフコーチ&セラピストとしての活動 :

これまでの学びと経験を糧に、だれかの夢の実現を応援し伴走する自分がいます。多くのクライアントに支持され、ここにも多くの笑顔があります。


「欲張りすぎる」と言う人もいるかもしれません。

けれど、私にはそんな10年後が見えるのです。

愛と感謝の循環の中にいる10年後の私が、「こっちだよ!」と手を振っている姿が見えるのです。





変わらない価値、揺るぎない「創造性」


こんな未来を描いたのは、私がなによりも「創造性」という価値観を信じているからです。


「あなたにとって人生で何がいちばん大切ですか?」

と聞かれたら、私は迷わず「創造性」と答えるでしょう。


自ら手を動かし、何かを生み出すプロセス。

それは、私たち人間に与えられた大きな喜びです。AIがどれほど進化し、効率化が進んだとしても、私たちの指先から生まれる「喜び」や「祈り」や「癒し」の価値は決して色褪せないと思っています。


手仕事は単なる作業ではなく、心を込めた魂の表現です。

そして、創造の過程は私たちを成長させ、深い癒しと思わぬ気づきをもたらしてくれます。


KREA BEESは、その喜びを分かち合い、増幅させる場でありたいと考えます。


コートのボタンが落ちたという、日常のほんの些細な出来事。

それが、私にとっては「10年後の自分」と握手を交わす、大きな大きな合図となりました。


春。4月。新年度。


私もKREA BEESも新しい旅路を始めます。

そして、みなさんと共に歩んでいけることを心から願っています。


新年度もどうぞよろしくお願いいたします。


丹下翆

コメント


©2023 by KREA BEES handcrafts

    bottom of page